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こどもに自分で考える習慣をつけるコツとは?

シャボン玉で遊ぶ2人の子ども

自分で考える人間に育ってほしい

親は子供にいろいろなことを願うものですが、やはり自立して自分でなんでもできるようなしっかりとした大人になってほしいと思うものです。
社会に出れば、親の元から離れて自分ですべてのことをしなければなりませんので、いつまでも親に頼っているようではうまくやっていけません。
そのためにも、自分でいろいろな情報を集めて、自分で考え判断できるような能力を身に着けてもらう必要があります。

もちろん、こうした力は子どもが一人で身に着けられるものではありませんので、親が一生懸命努力して助けてあげなければなりません。
また、短期間でこうした人生においてとても重要な能力を身に着けられるというわけではありませんので、小さいうちから継続的に行っていく必要があります。
時間がかかる分、親にとっては簡単ではありませんが、それだけ子供にとって重要な力ですのであきらめずに続けていきたいものです。

子どもに質問して考えさせる習慣を日頃から行う

子ども自身が考える能力を身に着けるためには、親が日頃から子どもに質問するという習慣を着けることが大事です。
どんな小さなことであっても質問して、それを子どもが答えるという形で日常生活を送ることによって、自然と子どもはなんにでも興味を持って考える習慣を身に着けることができるようになるからです。

どこかに遊びに行く時でも、どこに行きたい?、どうやってそこまで行く?という感じで、大人と同じような計画性を身に着けさせることも大事です。
同時に、何か悪いことをした時には、なぜそういうことをしたのか?、なぜ悪いか分かる?というように、自分の行動についても自己分析させる習慣をつけさせることができます。

もちろん、今から何をしたい?とか、何が食べたい?というような簡単なことでも、できるだけ質問してあげるようにして、親子の会話のキャッチボールができるようにすることも大事です。
親がなんでも考えて決めてしまうのではなく、最終的な決定がどうであろうと、まずは子供に質問してあげて、意見を言ってもらう機会をもたせるのはとても大事です。
考える能力が身に着くと同時に、家族の中で自分も大事なメンバーであるという自覚を持つことができますし、進んで自分で物事を組織する力も着いてきます。

じっくりと聞いてあげる

子どもに質問をしたら、じっくりと耳を傾けてあげることも重要です。
たとえ突拍子もないような答えだったとしても、まずは聴くという姿勢を見せてあげると、子どもは一生懸命考えて答えるようになります。

そして、間違った答えを正してあげるときにも、上から修正するという態度ではなく、一緒に考えるという形を採るとより自分で考える能力が身に着きます。