子どもを支配する親にならないように
子どもを育てるのは親の責任ですが、あくまでバランスを取って上手に子どもを教育していく必要があります。
したい放題にさせておくと子供は教育のなっていない、周りに迷惑をかける大人に育ってしまいます。
一方で、なんでもかんでも親が子供のことに干渉して縛りつけたり支配したりするようであれば、何も自分ではできない大人になってしまいます。
しっかりとしつけをしながらも、子どもが自立して伸び伸びと成長できるような教育をするのが親の務めと言えるでしょう。
子どもを支配して、マイナスの感情で縛りつける親が増えていると言われていて、そのような親を「毒親」と呼んでいます。
教育熱心というのとは異なり、子どもの自尊心を奪うようなひどい言葉を浴びせて、心を委縮させることで親に従わせようする傾向が強いため、子どもは自分で物を考えられないばかりから、非常にネガティブな精神的な傾向を持ってしまうという状況が見られます。
愛情を示していることをはっきりと分かってもらう
どのような親であれ子どもであれ、親子の間には愛情の絆が存在します。
しかし、親が暴力的な言葉づかいで命令したり怒鳴ったり、子どもがいつも悪いというような言葉を使うと、子どもは愛情を感じなくなってしまうのです。
たとえ親が愛を示しているといっても、そのようなマイナスの表現は子供の心に深く根を下ろすため、マイナスの感情がプラスの感情に勝ってしまうことになるからです。
そのため、たとえ頻繁ではないとしても、子どもの自尊心を傷つけたり、親の愛情を疑わせるような言葉を使うことがないようにしましょう。
逆に、子どもに自分の愛情がはっきりと分かるようにしてあげることが求められます。
子どもをぎゅっと抱きしめてあげたり、はっきりと「愛している」、「好きだよ」ということを言葉で伝えてあげるのです。
そうした言葉や行いは慣れていないと照れくさくてできないと思うかもしれませんが、子どもにとっては必要なことですので、意識してやってあげるようにしましょう。
子どもは頭で考えて親の愛情を理解するということはできませんので、はっきりと分かるような仕方で愛情を表現してあげることが必要です。
心配でも見守ってあげる態度を持つ
ある程度子どもが成長してくると、子どもが自分で考えて行動するようになります。
すると、当然何らかの間違いを犯したり、親からするとバカなことをするようになります。
そのような時も、子どもを支配しようしたり子どもの心を傷つけるような叱り方をしないように気をつけなければなりません。
あくまで同じ目線で一緒に考えて、子どもが自分で正しい結論に至れるようにサポートしてあげるのです。
また、子どものことに何でもかんでも干渉するのではなく、時には温かく見守ってあげるだけというのも必要なことです。