フルタイムで働いて引かれてしまうお金
働くお母さんにはさまざまな働き方がある分、その収入の幅も大きく違ってきます。
フルタイムで働いてがっつり稼ぐか、扶養範囲内で働くか、という点が一番大きな違いになるのではないでしょうか。
雇用保険や社会保険については、一定時間以上働く人は必ず加入するように義務付けられていますので、アルバイトだろうが派遣社員だろうが、絶対に加入し、支払わなければならないものです。
これは収入などによっても違いがありますし、会社がどれだけ負担してくれるかによっても変わってくるのですが、だいたい毎月25,000円から30,000円弱であることが多いのではないかと思われます。
派遣社員が月曜日から金曜日まで、9:00~18:00まで時給1,600円で働いたとして、1日8時間労働で12,800円、週5日で64,000円、ざっと考えて4週間で256,000円が月の収入になります。
ここから所得税や社会保険、厚生年金保険などが差引かれることで、手取り収入が210,000円から220,000円前後になることが多いです。
時給1,600円の仕事はかなり時給としては高いほうなので、これが時給1,200円になると月の収入は約192,000円、いろいろなものを差引かれて160,000円弱になってしまいます。
毎月30,000円以上引かれてしまうこともありますので、パパも社会保険などに加入しているのであれば、ちょっともったいないような気がしてしまいますよね。
扶養範囲内でも大きな収入に
扶養範囲内で収入を収めたい場合、年間103万円以内であれば税金などはかかりませんので、それを12ヶ月で割ると約85,000円の収入を得ることができます。
毎月85,000円の収入があれば、家計はかなり助かりますよね。
フルタイムで働いて、子どもとの時間を捻出できず、家事や育児でいっぱいいっぱいになってしまうのであれば、扶養範囲内でゆとりをもって働きたいというのもうなずけます。
扶養範囲内で働いて、自分のお小遣い分だけ稼ぐという人もいますし、扶養範囲内でも家計の足しにするべく働いている人もいます。
「扶養範囲で働いても、たいした稼ぎにならない」とかんがえる方もいらっしゃるようですが、決してそんなことはありませんので、少しでも収入アップをしたいという方は、働くことを視野に入れてみてもよいのではないでしょうか。
毎月8万円の収入が増えれば、かなり家計は助かりますよね。
もちろんフルタイムで働いてもよいでしょう。
一定年数働けば、社会保険に加入していることで将来もらえる年金の額が上がるなど、雇用保険や社会保険にはそれなりのメリットがあります。
一長一短とはよくいいますが、それぞれにメリットとデメリットがありますので、ご家庭のライフスタイルを照らし合わせてよいと思われる方向に進んでいってくださいね。